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新潟県
青志その実
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しその実には、青しそ、赤しそ、それぞれの実があり、青しその実漬は塩漬けした青しその実、大根、生姜はみじん切りにして調味を加え、淡醤油漬けにしたもの、日本的なしその実の香気と上品な舌ざわりが、温かい御飯にはもちろん、おにぎりに、サンドイッチにも幅広く楽しんで頂けます。 |
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山形県
晩菊
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晩菊とは、菊の出始めのころ東北の四季おりおりの山菜の塩漬を言い、生の大根や人参を小さく刻み、菊の花も混ぜて漬けこみ、晩秋に食べることに由来する名で、塩漬けの風味に菊の香りが加わった素朴な味わいをお楽しみ下さい。 |
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長野県
野沢菜
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歯ごたえの良さとちょっと酸味のある味わい深さで、ファンも多い野沢菜漬は、信州野沢温泉地方特産、かぶ菜の塩漬けです。このかぶ菜の原産は、江戸期に京都から寺の住職が持ち帰ったものと言われますが、今では土地の人々の「お葉漬け」と呼んで、なくてはならないものとなっています。 |
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長野県
山牛蒡漬 |
雄大なアルプス連峰のふもとで栽培される山ごぼうは、清流であく抜きし塩漬けされた後、信州味噌に何度も漬け替えられて、一段と香りを増した味噌漬けです。特有の歯ごたえの良さと香りが楽しまれ、お茶漬けにおつまみによく合います。 |
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千葉県
茄子の与一漬 |
夏野菜の代表格茄子は、漬物になじみやすい野菜の一つですが、形状が各地で違います。民田一口茄子は、3cm程にしかならない小粒なすで、身のしまったものを酒粕と塩で漬け込み、黒く変色するのを防いでから糀漬にしてあります。柔らかな甘みが大変おいしいものです。 |
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東京都
べったら漬 |
江戸時代からの風物詩ベッタラ市で名高いベッタラは、大根を糀で漬けたもの、糀のベタベタからベッタラになったと言われ、品の良い甘さと、歯ざわりの良さが身上です。良質の大根を入念に何度も漬け、糀と砂糖、味りんを使って本漬します。大根の目にしみるような白さが、又格別です。 |
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愛知県
もろみ漬 |
塩漬け胡瓜を塩抜きし、乱切りにして醤油とたまり等に漬けたヒネ生姜に刻み白ゴマを加えて調味液に漬けたもので、戦後生まれの新しい漬けものですが、パリパリした歯ごたえ、ピリっとした生姜の辛みゴマ風味がマッチして温かい御飯に、おにぎりに風味が楽しめます。 |
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三重県
伊勢たくあん
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伊勢の朝熊おろしの季節風をたっぷりうけた大根は、その滋味を失わないまま干し上げられます。この大根を塩、ヌカ、茄子葉、柿の葉、少量のトウガラシでたっぷりと漬け込み、熟成させたもので、その風味と歯ごたえは沢庵の値うちを感じさせてくれます。 |
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京都府
西山漬 |
西山漬の生産地長岡の里は西歴七百年来栄えた。京都落西山岳陵の麓長岡京の後です。(京都桂川の西)。気候風土に恵まれた京古来のこの地で産した野菜は、古く建礼門院が賞味されたと伝えられています。西山漬の原料は、茄子、胡瓜、茗荷、生姜の風味を生かし、塩漬けされたものを現代風に風味した自然食豊かな漬物です。 |
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京都府
ぎおん茶漬け |
みぶ菜は水菜の一種でからし菜とも呼ばれ、新撰組で名高い京都壬生寺のあたりで盛んに栽培されていた名を取り、そのほろ苦さと辛みが特徴の伝統的京野菜です。ぎおん茶漬けは、刻んだみぶ菜を中心に菜の花、山菜などを加え、調味された現代風茶漬です。 |
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京都府
しば漬け |
平安の昔から、京都洛北大原の里で賞味されていた。赤じその葉、なす、茗荷、生姜胡瓜等を合わせた塩漬。大原の寂光院は、建礼門院閑居の地里人が非運の皇后のおなぐさめにこの漬物を献上したところ、上品な色合いに紫葉漬と名付けられました。酸味のきいた味です。洗わずそのまま小さく切ってお召し上がり下さい。 |
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滋賀県(近江)
さくら漬 |
良質の日野菜を薄切にし、細切のしその実、葉を散らし調味を加え梅酢に漬けたもので、日野菜の一段と鮮やかさを増した紅色が春の桜に似ていることからさくら漬の名があります。シャキッとした歯切れとさっぱりとした酸味としその香気が快くお弁当、おにぎりにお添え下さい。 |
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鹿児島県
山川漬・つぼ漬 |
山川漬は薩摩半島の最南端、山川港特有の大根漬けで、昔は唐漬けと呼ばれていました。開聞岳の火山灰土壌に育った大根を、40日〜50日間日干しし大がめに密封発酵させたもので、気品のある芳香風味があり、つぼ漬はこれを薄切にして食べやすくしたものです。 |